猫の行動

猫がパソコンやキーボードの上に乗る理由と対策

パソコンで作業していたら猫が邪魔してきた。ちょっと目を離していたら猫がキーボードの上に乗っていた。閉じたノートパソコンの上で猫が寝ていた。
そのような経験を日常的にしている飼い主さんも多いでしょう。うちの猫たちも得意です。

パソコンの上で寝るの、なんかいいよね

わたしくらいになるとSNSに投稿できるからね

実はこの行動には、猫なりの気持ちや理由があるのです。この記事では、猫がパソコンやキーボードに乗る気持ちや理由、そして猫に邪魔されないようにパソコンを使うための対策をご紹介します。

猫がパソコンやキーボードに乗る主な理由

飼い主の注意を引きたい

猫はとても賢く、飼い主の視線や関心がどこにあるかをよく理解しています。人がパソコンに集中していると、「なんで猫を見ないの?猫と遊ばないの?」という気持ちになることがあるのです。

その結果、人が触っているキーボードに乗って邪魔することがあります。人の注意を引こうとしている行動です。

また、構ってほしいときだけでなく、「お腹が空いた」「トイレを掃除してほしい」など、何か要求があるときにも、人の注意を引こうとする場合があります。

飼い主のそばにいたい

猫は気まぐれなようでいて、実はとても人懐っこく、寂しがりやでもあります。パソコンを使っている人のそばにいたいから、くっついて安心感を得たいという気持ちから、割り込んでくることもあるのです。

パソコンやキーボードが暖かいから

パソコンは稼働中に熱を発します。猫は暖かい場所を好むので、寒い季節や空調の効いた部屋では、パソコンの上がちょうど快適な場所になることもあります。

パソコンって、ひんやりしてる板じゃないんですか…

高い場所が好き

猫は本能的に高い場所を好みます。キーボードやモニター周辺の少し高い位置は、周囲を見渡せて安心できる空間でもあります。さらに、飼い主で安心でき、くつろげる理想的な場所でもあります。

動きや光、音に惹かれる

画面の中を動くカーソル、人の指が動いている様子、タイピング音、マウスの動き。これらはすべて、猫の狩猟本能をくすぐります。動いてる!と、ついつい近寄ったり、じゃれたり、乗ったりしてしまうのです。

過去の成功体験

キーボードに乗ったときに飼い主が笑ったり、撫でたり、構ったりしてくれたら、猫はよく覚えています。猫にとっての一種の成功体験になるので、キーボードに乗ると良いことが起こると思うようになるのです。
そのため、猫はまた反応してもらうために、繰り返しキーボードやパソコンに乗るようになります。

キーボード上での猫の行動と気持ち

寝る

飼い主に近づきたいからキーボードに乗るときは、猫に邪魔するつもりはありません。でも、飼い主の近くで安心してくつろぐと、そのままうとうとしてしまうことがあります。

立ち止まる・座る

キーボードの上に乗って、じっとこちらを見つめて座っていることがあります。これは注目してほしい、構ってほしいというサインです。人が何かをしていても、その前に入ってきてアピールしているのです。

行ったり来たりする

キーボードの上をうろうろ歩く行動は、強くアピールするメッセージです。気づいて欲しい気持ちが高まっているので、反応が薄いと、さらに大きなアクションに出てくることもあります。キーボードの上で鳴いたり、人の手にすりすりしてくることもあります。

手や腕に乗る

パソコンを操作している手や腕にあごを乗せてくるのは、猫が飼い主と一緒にくつろぎたいという甘えのサインです。
なぜ作業をしているのかわからないのかもしれませんが、もう仕事終わりにしなよという猫の優しさかもしれません。

人の手にチョイチョイする

動く指にちょっかいを出す行動は、狩猟本能+遊びたい気持ちの表れです。キーボードを打っている人の手にじゃれて、チョイチョイと触ってくるのは、興味が抑えきれなくなったからでしょう。遊び好きな猫ほどよく見られる行動です。

猫がキーボードに乗らないようにする対策

怒られると悲しー!

作業前にしっかり構ってあげる

パソコン作業に集中する前に、10分か20分だけでも猫と遊ぶ時間をとってみましょう。構ってもらって満足した猫は、しばらく落ち着いてくれる傾向があります。

キーボードカバーや物理的な防御をする

人がキーボードやパソコンから離れたときに、猫が乗ることが多いならば、物理的に乗れないようにするのも効果的です。キーボードにカバーをしておけば、猫が踏んで誤動作することもありません。

居心地のよい代替スペースを用意する

飼い主のそばにいたいためにキーボードの上までくる猫なら、代わりに居心地のいいスペースを用意するのが有効です。飼い主の近くに、猫専用のベッドやクッションを設置しましょう。

パソコン使用中に注意すべきリスク

機器や飲み物を倒される危険

猫のジャンプやしっぽの動きで、パソコンの周りの物を倒してしまうことがあります。特に飲み物の入っているカップなどには注意が必要です。デスクから落ちたら割れてしまいますし、中のものが溢れてパソコンにかかったら故障の原因にもなります。
パソコン周りはなるべくシンプルにしておくのが安全です。

キーボード誤入力・データ破損

猫がキーボードに乗ったり、マウスに触れたりすると、誤入力されてしまうことがあります。保存前のファイルが閉じられてしまう、メールが誤って送信されてしまう、電源が落ちてしまう、といったことも起こるのです。
猫の誤操作に気をつけて、こまめに保存する習慣をつけましょう。

コードを噛まれる危険

電源コードやケーブルは猫にとってはおもちゃにもなります。かじると破損することもありますし、何より感電の危険があります。
感電や機器破損を防ぐために、カバーで保護したり、配線を整理しておくことが大切です。

猫の気持ちを理解して無理なく一緒に過ごしましょう

猫がパソコンの上に乗るのは、悪意があってのことではありません。むしろほとんどの場合が、愛情や安心感の表れです。

大切なのは猫の気持ちに気づくことです。行動の背景にある気持ちを考えて、受け止めてあげましょう。

もし猫が過剰にキーボードに乗ってくるようなら、コミュニケーションが足りないと感じているのかもしれません。しっかり遊ぶ時間をつくり、代替スペースを整え、猫との快適な生活を過ごしましょう。

パソコンを使っているときにも猫が近くにきてくれたら、作業中も猫の存在に癒やされてストレスフリーな毎日を送れます。

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