猫の爪切りは、飼い主にとっても猫にとっても重要です。猫の爪を定期的に切ることで、家具の保護や猫自身の健康、そして他のペットや人間の安全も守ることになります。
しかし、爪切りに慣れていない猫にとっては、爪を切る作業がストレスになることもあります。この記事では、猫の爪を安全に切るためのコツを紹介します。
猫の爪切りの重要性
爪が長くなりすぎることのリスク
猫の爪が伸びすぎると、いろいろな問題が発生します。
まず、猫の健康面です。爪が伸びすぎると、巻き爪になるリスクがあります。巻き爪は、肉球に刺さって痛みや炎症を引き起こす可能性もあり、放置すると感染症の原因にもなります。
また、爪研ぎによって家具やカーペットが傷つくこともリスクです。猫は本能的に爪を研ぎますが、爪が長く鋭いと、家具やカーペットが傷つきやすくなります。定期的に爪を切ることで、猫が爪とぎをしても家の中の損傷を軽減できます。
そして、爪が長いと、人間や他のペットと遊んだり触ったりした際に、意図せず相手を傷つける可能性が高まります。特に多頭飼いをしている家庭や、小さな子どもがいる家庭では、猫の爪を短く整えておくことが安全面で非常に重要です。
健康な爪と快適な生活のため
適切な爪切りは、猫の快適な生活にもつながります。
まず、猫の爪が伸びすぎると、歩行時に不快感を覚えることがあります。定期的に爪を切ることで、猫が快適に歩けるようになるのです。
また、長い爪は、カーペットやおもちゃに引っかかりやすく、ケガの原因になることもあります。猫が遊んだり爪研ぎをしているときに、カーテンなどの自分より高い場所に爪が引っかかると、肘や関節を痛めることもあります。
猫の爪切りの準備
適切な爪切り器具を選ぶ
爪切りをスムーズに行うためには、正しい器具の選択が重要です。人間用の爪切りではなく、猫専用の爪切りを使用しましょう。
猫用の爪切りには、ハサミタイプやギロチンタイプがあります。飼い主が使いやすいもの、猫の爪の大きさに合ったものを選ぶことが大切です。
爪が大きくて頑丈ならギロチンタイプがおすすめ!
細い爪ならハサミタイプで大丈夫!
また、爪ヤスリもあると便利です。爪切りの後に爪の角を丸めるために、爪ヤスリを使用すると有効です。ただし、嫌がる猫や、じっとしていられない猫も多いので、無理せず使ってください。
静かで落ち着いた環境を用意する
爪切りを行う際には、猫がリラックスできる環境を整えましょう。猫は静かで落ち着いた環境で爪切りをされる方がリラックスできます。テレビや音楽の音が控えめで、人の出入りが少ない場所で行うと良いでしょう。
あるいは、猫がリラックスしているタイミングを選ぶことも有効です。猫が昼寝をしている時や、落ち着いているタイミングを選んで爪切りを始めると、猫も協力的になりやすいので安心です。遊び後や食事後など、リラックスしている時間帯を狙いましょう。
猫の爪切りの手順

猫の爪の構造を理解する
猫の爪には、切ってはいけない部分があります。切ってはいけない部分は、クイックと呼ばれます。クイックとは、爪の中に通っている血管と神経が集まっている部分です。
透明な爪ならクイックがピンク色に見えるので、その手前で爪を切るようにしましょう。黒い爪の場合は、少しずつ慎重に切り、切りすぎないように注意してください。
正しい方法で爪を切る
猫の爪を切る際の基本的な手順は次の通りです。
1.猫を落ち着かせる
猫がリラックスしていることを確認してから爪切りを始めましょう。猫を膝の上に乗せたり、タオルで包んであげるのも有効です。
寝てるときにこっそり切ってくれてもいいよ
2.前足から始める
猫の前足の肉球を軽く押すと、爪が自然に伸びて、外に出てきます。出てきた爪のクイックの位置を確認し、その手前で爪をカットしましょう。
3.一度に全ての爪を切ろうとしない
猫が落ち着かない場合は、無理に一度に全ての爪を切る必要はありません。1回に数本ずつ切るなど、猫のペースに合わせて進めるのがポイントです。
2〜3本で嫌がり出すことが多いです
4.後ろ足も忘れずに
猫の後ろ足の爪も定期的にチェックし、同じ方法で切ってください。
ちなみに、手の爪は5本、足の爪は4本なのです
5.ヤスリで整える
爪を切った後に尖った部分が残っている場合は、可能であれば爪ヤスリで滑らかに整えましょう。
おやつで爪切りをポジティブな経験にする
爪切りをポジティブな体験にするために、爪切りが終わった後は、猫におやつを与えることがおすすめです。それによって、爪切りを楽しい体験として覚えてくれるのです。
猫がリラックスしている間に爪切りをすることと、終わった後にご褒美があることを関連付けると、次回からも協力的になる傾向が高まります。
猫が嫌がる場合の対策
慣れるまでは少しずつ練習する
最初は爪切りに慣れない猫もいるため、少しずつ練習しましょう。まずは爪切りの器具に慣れさせることからです。
猫が爪切りに慣れていない場合は、爪切りの器具を見せたり、軽く触らせるだけから始めましょう。爪を切らずに、手や足を触るだけでも練習になります。
短時間で終わらせる
初めて爪切りをする猫はストレスを感じます。長時間になると、さらにストレスが大きくなります。そのため、最初は1本だけ切るなど、短い時間で終わらせ、徐々に時間を延ばしていくのが有効です。
プロのサポートを受ける
もし爪切りがどうしても難しい場合は、プロに頼るのも一つの方法です。トリマーや獣医師に相談したり、切ってもらったりしましょう。
定期的にプロの手で爪をケアしてもらうことで、猫の健康と安全を保つことができます。上手な爪の切り方や、爪を切るときのコツを、目の前で見られるので、自分で爪を切る際の参考にもなります。
まとめ
猫の爪切りは、定期的なケアの一環としてとても重要です。適切な道具を選び、猫がリラックスできる環境を整え、爪の切り方を理解することで、スムーズに爪を切れるようになります。また、猫の性格やペースに合わせて少しずつ慣らし、ポジティブな体験にしてあげることで、猫も爪切りを受け入れやすくなります。安全な方法で定期的に爪を切り、猫の健康と快適な生活をサポートしましょう。



