多頭飼いをする際には、猫それぞれの食事管理が非常に重要です。猫ごとに必要な栄養やカロリーは異なるため、適切な食事管理を行うことで、健康を維持できます。
ただ、多頭飼いでは、他の猫のご飯まで食べてしまうなどの問題も起こるため、食事の管理がしにくいことは確かです。この記事では、複数の猫を飼う際に効果的な食事管理方法について説明します。
猫ごとに必要な栄養やフードを把握する
多頭飼いをするには、すべての猫に同じくお愛情を注ぐ必要があります。しかし、食事に関してはすべて同じではいけません。猫ごとに必要な栄養が違ったり、体質や年齢によって食べさせるべきフードが異なるためです。
まず、それぞれの猫に必要な栄養素と、適したフードを理解しましょう。
年齢や体重に応じた食事
子猫は成長するために、高カロリーで栄養価の高いフードが必要です。一方で成猫は、体重維持と健康管理のために、カロリーは抑えてバランスの取れた食事が求められます。
多頭飼いでは、年齢や成長段階に応じたフードを用意し、それぞれの猫に適した食事を与えることが重要です。
毛が長いので毛玉ケアのフードをもらってます!
アレルギー体質なのでアレルギー対策用のフードをもらってます!
どっちのカリカリも好きなのでこっそりもらって食べてます!
体重と活動量に応じた食事
それぞれの猫の体重や活動量に応じて、フードの量や種類を調整することも必要です。体重管理が必要な猫には低カロリーフードを選び、活動的な猫には運動に必要なエネルギーを補給できる食事を与えましょう。
食べ過ぎって言われる…みんなが食べ残してるやつ代わりに食べてるだけなのに…
健康状態に応じた特別な食事
例えば腎臓病やアレルギーなど、特別な食事制限が必要な猫もいます。特別な健康状態の猫には、それに応じた療法食を与える必要があります。
他の猫と同じフードを食べてしまうと、健康状態に悪影響を及ぼすかもしれません。単純な年齢によるフードの変化や、太り過ぎを防ぐための食事制限とは異なります。慎重に管理してください。
獣医師さんに相談してみる
健康問題がある猫については、獣医師さんに相談して、最適なフードを選ぶことが大切です。療養食は一般的に売られていないものも多くあります。動物病院でサンプルがもらえる場合もありますので、猫たちの食の好みを含め、適したものを一緒に探してもらいましょう。
食事の管理

個別の食事スペースを設ける
多頭飼いでは、それぞれの猫が安心して食事できるプライベートなスペースを設けましょう。少なくとも、猫ごとに食器と場所を分けてください。他の猫の存在にストレスを感じることなく、食事の取り合いにもならず、食事に集中できる環境を整えましょう。
特に、食事中に他の猫に干渉されるのが苦手な猫がいたら、食事場所を離したり、箱や壁で独立させるのがおすすめです。それぞれの猫のお気に入りの場所の近くにスペースを設置するのも有効です。
食事時間の管理
すべての猫に同時に食事を与えることで、食事のタイミングに一貫性を持たせることが有効な場合もあります。決まった時間に食事を食べさせて、終わったら片付けることで、残ったご飯の取り合いなどのトラブルを減らすことができます。
特に、療養食やダイエット食を食べさせる必要のある猫については、つまみ食いや他の猫のご飯を食べることを防げるので有効です。
ただし、猫は基本的に時間をおいて少しずつ食べる習性があるので、すべての猫に向いている方法とは言えません。猫たちの様子を見ながら決めてください。
問題行動への対処
食いしん坊の猫の食べ過ぎを防ぐ
多頭飼いでは、食いしん坊の猫が他の猫のご飯まで食べてしまうことがあります。太り過ぎて健康を害することにつながるので、防がなければなりません。
食いしん坊の猫には、まず、1回の食事を少量ずつにすることが効果的です。食事を何回かに分けて与えることで、急いで食べ過ぎることを防げます。
しかし、少量ずつ与えたり、少量で満足できずに他の猫のご飯を食べようとしたりといった問題行動は、飼い主が見ていなければ防げません。留守番の時間が長い猫たちには対処できないのです。
その場合には、人がいない間はご飯を片付ける方法もあります。とはいえ、あまり長く、何も食べ物がない状態もあまり良いとは言えません。そこで、自動給餌機の利用も有効です。決まった時間に決まった量の食事を出せるので、飼い主が不在でも猫が食べ過ぎるリスクを減らせます。
猫の首輪にチップを取り付けて、その猫が近づいた時だけ蓋が開く食器もあります。
猫同士の食事の取り合い
猫同士がそれぞれのご飯を取り合うこともあります。どの猫がどの程度のご飯を食べたかわからなくなるので、食べ過ぎなどを防げなくなります。療養食が必要な猫が他の猫のフードを食べてしまうのは、さらに大きな問題です。
食事に関する争いが起きたら、食事スペースをしっかり分けることが有効です。猫同士が食事の際に直接顔を合わせないように、仕切りを作ったり、違う部屋に食事スペースを設置することが効果的です。
多頭飼いのご飯は難しいです。首輪にセンサーが付いてて、自分専用のご飯だけしか食べられないようにできるようなグッズもあるけど…
猫の健康管理
それぞれの猫がどのくらい食べたか、体重や健康状態とともに記録しましょう。もし猫たちの体重が予想外に増減したら、飼い主の想定とは違う食べ方をしているかもしれません。特に多頭飼いでは、他の猫のご飯まで食べていることも多いので、健康チェックが大切です。
どのように食事管理を行うか、獣医師さんに相談するのもおすすめです。また、飼い主が思った通りに猫たちが食べてくれているか、健康診断を通して推測することもできます。
まとめ
複数の猫を飼う場合、それぞれの猫に適した食事管理が必要です。猫の年齢や健康状態に応じたフードを選んで、個別の食器や食事スペースを確保しましょう。また、食事時間の管理や、猫ごとに食べさせる食事の徹底も重要です。
ぜひこの記事の内容を参考に、多頭飼いでも猫たちの健康を維持し、ストレスなく楽しく生活してください。



