猫の行動

猫がずっと鳴いている場合の理由や対処方法

猫の鳴き声は可愛らしいのですが、しつこく鳴かれると困ってしまうこともあります。深夜などの近所に迷惑がられるような状況もあります。しかし、猫にとって鳴くという行動は、単なる習慣ではなく、意思表示なのです。

そのため、猫の鳴き声には、気持ち、欲求、時には体調不良といったサインが込められています。ずっと鳴いているということは、何らかの異常を表しているかもしれません。

この記事では、猫の鳴き声の意味、ずっと鳴く原因を説明します。また、猫がずっと鳴いている場合の対応方法も紹介します。

猫が鳴く主な理由

野生時代の猫は、静かに生活することが必要でした。音を立てると捕食者に見つかるリスクがあるためです。そのため、鳴くことは控えていたのです。

しかし、人間と暮らすようになってから、猫は変化しました。猫は「鳴くことで人に注目される」「要求を伝えられる」といった経験を通して、鳴き声を身につけたのです。一種の社会的適応とも言える学習をして、飼い猫にとって鳴くことが、コミュニケーション手段になりました。

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撫でて欲しいとき鳴くー!

よく鳴く猫の特徴

ずっと鳴き続けるのは別として、鳴きやすい猫には傾向があります。

  • 性別:オス猫の方がよく鳴く傾向があります。
  • 性格:甘えん坊な猫はよく鳴き、自己完結型の猫は静かな傾向があります。
  • 環境:人とのふれあいが多い猫は、鳴いて要求を伝える機会が多くなります。
  • 年齢:子猫は自分でできないことが多いため、頻繁に鳴いて助けを求めます。成長するにつれて、必要がなくなり静かになることもあります。

よく鳴く猫の品種

猫種によっても鳴きやすさには違いがあります。

  • よく鳴く猫種:シャム、バーミーズ、アビシニアンなどは感情表現が豊かで、おしゃべりな子が多い傾向があります。
  • 静かな猫種:ロシアンブルーやベンガルは控えめな性格で、あまり鳴かない傾向があります。

鳴き声ごとの猫の気持ち

猫は目的に応じて鳴き方を変えています。代表的な鳴き声には、以下のようなものがあります。

  • 「ニャーン」:甘え・要求の表現。「遊んで」「お腹すいた」など。
  • 「ニャ」:軽い返事や挨拶。「やぁ」「そこにいるよ」といったニュアンスです。
  • 「ウニャ」:機嫌がいい時のうれしい気持ち。おもちゃを見つけたときや食事中に出ることがあります。
  • 「ウー/シャー」:怒り・警戒・威嚇。「それ以上近づくな」という強い拒絶サインです。
  • 「ケケケ/カカカ」:外の鳥や虫に向かって出す狩猟本能の鳴き方。興奮や欲求不満が混ざった表現です。
  • サイレントニャー:音が出ない鳴き方です。超音波のような高周波で甘えや愛情を伝えているとも言われます。

人間の言葉のように鳴く理由

人間との暮らしの中で、猫は人の反応を見ています。この鳴き方をすると注目してもらえる、この鳴き声をすると撫でてもらえる、などと学んでいるのです。

その中で、人の話す言葉の抑揚に似た鳴き方をするようになり、「おはよう」「ごはん」など、人の言葉に近い鳴き方を覚える猫もいます。

鳴き声の異変が示す健康サイン

猫の鳴き声が普段と違う場合、注意すべきものもあります。頻繁に鳴き続ける場合は、甲状腺機能亢進症、認知症、脳神経異常などが疑われます。

その他には、次のような健康リスクが隠れていることがあります。

  • かすれ声:猫風邪や喉の炎症
  • ゼーゼー、咳:喘息や気管支炎などの呼吸器疾患
  • 痛そうな声をあげる:膀胱炎、関節炎などの痛み

これらの異変に気づいたら、すぐに動物病院に相談しましょう。

猫が鳴き続けるときの対処法

要求鳴きの場合

猫が、鳴けば飼い主が従ってくれる、要求が通ると学習してしまうと、要求鳴きはエスカレートします。そのため、猫の鳴き声すべてに反応するのではなく、無視すべきところは無視する姿勢が重要です。

ただし、トイレが汚れている、空腹、水がないなど、生理的な要求には必ず応えてあげましょう。おやつを欲しがりすぎるなどの鳴き方に対しては、要求が通らないこともあると教えるべきです。

撫でて欲しいのに撫でるのすぐやめるから、鳴いて呼ぶしかないじゃん。もっと撫でろー!満足するまで撫でろー!

ストレスや運動不足の解消

室内猫は運動不足になりがちです。余ったエネルギーを発散するためにたくさん鳴くことがあるのです。

その場合は、遊び時間を多めに確保しましょう。キャットタワーやおもちゃを用意して、心と体を満たす環境を作ってあげます。

また、引っ越しや家族構成の変化など、環境ストレスも要因になり得ます。

うんちしたくなったときも鳴くよ。出たら黙るけど…

おわりに

猫の鳴き声は、生活の中で飼い主に多くのメッセージを届けてくれています。気まぐれに見える猫の行動も、実は意味や感情が隠されているのです。

猫がずっと鳴いている場合には、何か異常な理由があるかもしれません。背景にある感情を理解することで、その原因を知り、問題を解決できます。

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