猫の飼い方

猫を飼うなら完全室内飼育!メリットや快適な環境を作るコツ

長い間、猫は家の外に自由に出るものだと思われていました。しかし、現在では完全室内飼育が基本です。環境省が公表した「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」でも、室内飼育を指導しています。

家庭動物等の飼養及び保管に関する基準

猫は犬のように、たくさんの運動や、外を散歩することは不要なのです。不妊去勢手術と室内飼いが猫を危険から守り長生きさせるための方法として認められています。

おうち大好き! おそと怖い!

では、室内飼育のどのような点が猫にとっていいことなのか、飼い主が猫を室内飼育する際の注意点などを見てみましょう。

猫が外に出ることのデメリット

猫の一般的な寿命は12年〜18年程度と言われています。ただし、外に出る猫よりも、室内飼いの猫の方が寿命が長い傾向が見られます。それは、交通事故や感染症などのリスクを避けられるためです。猫を健康に長生きできる環境で飼育するのは飼い主の責任と言えます。

猫は外に出してあげないとストレスが溜まって健康に悪いと考える人もいるようです。しかし、猫は快適な環境の縄張りがあれば、ストレスなく生活できます。

ストレスってなに…?

以下のようなリスクから猫を守るためにも、室内飼いすべきです。

  • 交通事故による深刻な怪我や死亡
  • 不衛生なものを食べることによる病気や寄生虫
  • 猫同士のケンカによる怪我や感染症などの病気
  • 迷子になって帰ってこれなくなってしまう
  • 不妊・去勢手術をしていない場合の野良猫との繁殖

猫を室内飼育するメリット

猫を室内飼育することで、上記のようなリスクを避けられます。その他にも多くのメリットがあります。

交通事故にあわない

多くの飼い猫が交通事故で亡くなっています。猫を屋外に出さなければ、その心配がなくなることは大きなメリットです。

猫が脱走してしまうのを防ぐために、人が家を出入りする際には注意しましょう。玄関や廊下に高い柵を設置するのも効果的です。ただし、猫は2メートル程度はジャンプできますので、柵があってもドアを開けるときには気をつけてください。

我が家の初代黒猫は自由に窓から外に遊びに行くヒトでした。それが楽しそうとも思っていました。

でも、歳を取ってからは近所の若い野良猫に喧嘩で負けて怪我して帰ってくるようになったし、最後は交通事故に遭ってしまいました。

外は本当に危険がいっぱいなの。

感染症や病気を避けられる

猫エイズや猫白血病といった感染症は、病気を持っている猫との接触でうつります。ノミや回中などの寄生虫も、屋外で接することがほとんどです。そのため、室内飼育によって感染症や病気などにかかりにくいというメリットが得られます。

感染症、病気、寄生虫などを避けることで、猫の生活の質を高め、さらには寿命を伸ばすことにもつながります。

野良生活してからうちの子になったお兄ちゃんは、野良時代に白血病のウィルスと猫エイズをもらっちゃってたらしいです。

そしておそらく白血病ウィルスが元でリンパ腫が発症しちゃって…

近隣とのトラブルが起こらない

猫同士のケンカによる騒音や、ご近所の敷地内でのうんちやおしっこ、植木などへの悪戯などの猫の行動が、近隣とのトラブルを引き起こすことがあります。外に出さなければ、これらのトラブルも避けられます。

行方不明になる心配がない

外に出る猫は、迷子になってしまうことがあります。通常は帰るべき家の方向は忘れないものですが、他の猫の縄張りに入ってケンカになったり、知らない人に驚いて逃げている間に、知らない場所まで移動してしまうのです。

すると、家に帰れなくなってしまいます。そのような不安がなくなるだけでも、外に出さないことのメリットを感じられるでしょう。

猫を室内飼育するときの注意点

猫を室内飼育する際には、注意すべきこともあります。これらの注意点は、外に出すことで解消できるかもしれません。

しかし、外に出ることで、さらに大きなリスクを負うことになります。そのため、室内で解消できる環境を整えることが大切です。

運動不足による肥満

室内で生活する猫は、行動範囲が狭くなります。移動距離や運動量も少なくなるので、運動不足になりやすいのが問題です。運動不足は肥満を引き起こすことがあるのです。

運動不足を防ぐために、猫を運動させることを心がけましょう。キャットタワーを設置して上下運動ができるようにしたり、ボールやぬいぐるみなど猫が遊びたいときに遊べる道具を揃えたりすることが効果的です。また、人と遊びたそうにしてきたときには、猫じゃらしなどでしっかり遊んであげてください。

ぼく、9キロになった時はちょっと焦りました…

日光浴の不足

室内では日光浴をする機会が不足しがちです。太陽光をしっかり浴びる日光浴が出来る場所を作ってあげましょう。

猫は日光浴を好みます。日向ぼっこをしながら眠っているのは可愛いだけでなく、猫の健康にも良い影響を及ぼしています。体を温めることで血行が良くなったり、体内時計の調整をしたりしていると考えられているのです。

しかし、室内飼いの猫は日光浴をする機会が不足する場合があります。太陽の光が入る位置に、猫がくつろげる環境を整えてあげましょう。窓際にクッションやキャットタワーを置くのがおすすめです。また、カーテンも忘れずに開けて、猫が日向ぼっこできるようにしてください。

注意点を確認して室内飼育を

家の外の世界は猫にとって大きなリスクがあります。室内飼いによって、猫を危険から遠ざけるようにしてください。ただし、室内飼育には注意すべき点もあります。

猫のが室内でもストレスを溜めず、健康的に過ごせる環境を整えてください。それによって、猫の生活の質を向上させ、寿命も延ばすことができます。

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